沖縄について勉強を始めました。

はじめに

沖縄県民として、沖縄で十数年、本土で数年生きてきましたが、沖縄について、しっかりとした知識を十分に持っていないなと感じることも多く、また、それがないと沖縄について自分の意見や考えを構築することもできないと思い、この年末年始で沖縄に関する本を数冊読んでみました。

 

まだまだ勉強不足ではあるのですが、それでも、沖縄の歴史、文化について知識を深めることができました。

 

筆者から見る沖縄

 沖縄は、本土とは違う文化、風土を持つ県です。気候、植生、生息する生物、民族、文化、伝統、歴史、経済体制、、多くの事象が他県とは違います。古くから琉球という王国として、日本はもちろんのこと中国をはじめとした海外諸国と親交を深くし、有効な外交関係のもと、発展してきました。1872年、琉球藩として幕府に併合され、本格的に日本の一員として、歩みを進めることになります。しかし、第二次世界大戦後は、アメリカ管轄のもととなり、1971年日本復帰を果たすまで日本本土とは違う国としての歩みを進めた時期もありました。そのため、日本本土と沖縄は同じ国と言えど、かなり異なる歴史を有しており、文化や考え方も大きく違っていることもしばしばあります。

日本本土-沖縄間の問題

 沖縄では、小学生の頃から、地元の歴史や文化について授業の中で教わる機会が多くあり、また、親戚からもそれについて聞かされることが多くあります。読者の皆様もご存知かとは思いますが、米軍基地問題をはじめとした政治的な問題も残っており、日本本土と沖縄で考え方が大きく違い、軋轢が生じているのも確かです。日本本土に渡って気付いたのは、両者間であまりにも認識の差が大きいということでした。沖縄の基地反対の人達の主張が「戦争に繋がる施設をおかせない」であることに対して、「お金を貰っているのだからつべこべ言うな」と言った的外れな反論が来ることもあります。お互いの知識や認識にズレがある状態では、複数の立場の人間が関わる問題が解決するはずもありません。

沖縄についてちゃんと知りたい

と言いつつも、果たして自分が本当に沖縄のことを理解しているだろうかと考えた時に、そうではないよなぁ、と思うのが正直な感想でした。住んできた場所であるが故に、感覚で分かっていたり、何となく分かっていることも多かったことが、突き詰めてこなかったことも原因かも知れません。まあ、住んでいたのが10代だった、という年のせいかも知れません。今になって、沖縄についてしっかり知りたい、また、自分の意見を更に構築したいという気持ちが強くなり、勉強してみました。アウトプット用、といったところになるかと思いますが、ブログを立ち上げて書いてみようと思いました。